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リサイクルの必要性 ドイツより

ドイツのスーパーではリサイクルの為に、PETなどの容器を回収していた。このことについて、ちょっと調べてみたので報告する。

ドイツでは2003年の1月から、飲料容器へのデポジット制度が導入された。
料金は缶やPETボトルなどの使い捨て容器入りは。店によりばらつきがあるが、だいたい5リットルまでが0.25ユーロ(約40円)、1.5リットル以上が0.5ユーロ(約80円)。リターナブル瓶(回収再利用できる瓶)では0.08ユーロ(約13円)。
もちろん店頭のPETを戻す清算機械に、PETや缶を戻せばデポジットは帰ってくる。
この効果でリターナブル瓶の利用が増え、ポイ捨ても少なくなり、道路や公園もきれいになったと市民の間で言われている。
もちろん回収されたPETは再びPETになったり、フリースにもなったりしてきちんとリサイクルされている。

これに対して、日本にもデポジット制はあるが、現在はビール瓶などの一部にとどまっている。
ビール瓶、牛乳瓶というのは立派なリターナブル容器だが、日本でこの使用量は20年で半分以下に減ってしまった。
現在日本では缶やPETの回収は自治体負担になり、リサイクル費用が完全に価格転嫁されていないのに対し、リターナブル瓶では収集費用が価格的に含まれコスト的に不利になってしまうのだ。
容器包装の3Rを進める全国ネットワークの事務局次長は「納税者負担という現状から、生産者・消費者負担に変える必要がある」と主張している。
同ネットワークによると、現在の容リ法ではリサイクル時にかかる市町村のコスト(税金)が大きく、生産者や販売者である事業者の負担が小さい。
その結果、事業者は使い捨ての容器を作り、処理を市町村に任せた方が得になり、リサイクルさえ出来れば良いという構図になっている。
同ネットワークはリサイクル費用を商品に転嫁して、消費者が最終的に費用負担する法律改正が必要であると言っている。
回収を生産者である事業者が行う仕組みも必要だろう。
ドイツのデポジット制度も検討に値するのではないだろうか。

さて、ペットボトルからリサイクルの話しに入りたいと思うが、日本で一番リサイクルの進んでいる街は実は徳島県の山間部にある過疎の町、上勝町。
もちろんPETのリサイクルもされている。
同町では2003年に「ゼロ・ウェイスト宣言」を打ち出し、40種類を超える分別体制をはじめた。
2020年までに町内から出るゴミを0にすることが目標である。
町内で1年に集められるゴミの量は350トンで、8割が全国の工場に送られリサイクルされているそうだ。
2割にみたない全国平均と比べて、驚異的な数字である。
この分別収集がはじまったきっかけは、ダイオキシン類特別措置法の施行(2000年)で、それまで稼動していた焼却炉が使えなくなったことだったという。
新たな予算もない中、お金をかけず環境に負担をかけず、できる限りリサイクルという方向で、現在の形が出来上がったそうだ。
「分別数は公式には34種類ですが、実はどんどん増えていて、今では40種類を超えました。新たにリサイクルできるものがあればどんどん追加しているからです」
と話すのはゼロ・ウェイスト推進の普及活動を行ない、上勝町のゴミステーションの管理・運営をするNGO法人ゼロ・ウェイストアカデミーの事務局長だ。
「日本一種類が多い」分別収集は大変だが、町の「誇り」と言える素晴らしい取り組みだろう。

これに倣い、東京都町田市では資源ごみの回収を期間限定で実施している。
持ち込んだ資源の量によってポイントがもらえ、トイレットペーパーと交換できるなど、独自のゴミ減量法を模索している。
この試みが成功すれば、他の大都市でのゴミの削減も大きく期待できるのではないだろうか。

ゴミの問題は地球上で最も重要な問題のひとつだと思う。
資源は必ず枯渇するのだから、これから生まれてくる子どもたちのためにも私たちは「循環型社会とは何か」ということに立ち戻り、自分達ひとりひとりが出来ることをしていかなければならない。
まずはゴミの分別をすること。
使い捨ての商品を買わないこと、使わないこと。
意外と身の回りで出来ることはたくさんあるはずだ。
ここまで読んだら良い機会、自分の自治体の取り組みを調べてみてもいいかもしれない。

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